わたしたちはいつまでIDとパスワードに振り回されていくのか

いつも使っていないPCからのログインほどうっとうしいものはない。ほんの5分前、はてなブログにログインすることが出来なくて、30代独身女性ホルモンバランス変化中のわたしはヒステリーを起こしそうになった。なんなの。自分のPCじゃないのが悪いけど、そんなにIDが違う違うって言わなくったっていいじゃない。こっちだってわざと間違えてるわけじゃない。ただ数字一文字足りなかっただけ。そう、たったそれだけ。

 

セキュリティー対策でさまざまなサイトからIDとパスワードを要求されるようになったのはいつからなのだろう。そして、IDとパスワードを思い出してもらうことができずに死んでいったアカウントはどのくらいあるのだろう。

 

突然くだけた口調になるけどパスワードの使いまわしは避けてくださいとか言われるけれど面倒くさいよね。パスワードが必要なサイトがいくつあると思ってるのよ。じゃあ紙に書いとけ?おじいちゃんかよ。それじゃ隠せないでしょ、何のためのパスワードよ。几帳面に使い分けているひとがいるならば、そのひとは馬鹿がつくほどの真面目なひとか、セキュリティーソフトを作ってる会社に勤めている方なのだろう、知らんけど。

 

もう名前だけじゃ自分だという証明が足りない。時代が進化していって人間のずる賢さのレベルが上がっている。うっかりメールアドレスのパスワードを盗まれたりしたら、クレジットカードの番号など簡単に知られてしまう。おたくはん、わけのわからんもんごっそり買いました?なんてカード会社の電話なんて、わたしゃ取りたくない。出てたまるもんか。

 

自分が自分と証明できる印がたかだか8文字程度の英数字の羅列かと思うと、少し悲しい気持ちになる。アルファベットと数字なしで、わたしのことをわたしだと分かってくれるひとたちは、インターネット上にはたして何人いるのだろうか。