厨二にピッタリのスカバンドはこれ!!YOUNG PUNCH
YOUNG PUNCHというバンドをみなさんご存知でしょうか。たぶん大体のひとが知らないと思う。知らなくったってこの記事はYOUNG PUNCHについて書き進めていくんだけど。いつもいつも強引でごめんなさいね。
あの、ほんと、いいんですよ、YOUNG PUNCH。語彙力急になくなるけど。
根暗なやつでも聞けるスカというか、ロックというか、テクノというか。偏見だけど、根暗なやつってキッズが聴くような明るい音楽嫌うと思うんだよねイェイイェイウォウウォウしたいだけじゃねーの、音楽ちゃんときけよ、なんて斜に構えちゃってるというか。現に私がそうだったし。つーかデビューしたときはスカバンドだったのに、なんで最後ピコピコ系音楽で解散したんだ、このバンド。自由すぎる。でもそこがたまらない。
で、なんでYOUNG PUNCHが根暗なやつにも受け入れられるんじゃないかって思ったかっていうと、詞。歌詞がね、厨二なんです。
「多くを語ることで自分をごまかし
見えていないものに望みを託す
今までの世界に別れを告げ
全てを失ったことに気づく」
BEFORE LOSINGより(日本語訳)
なにこれ超虚無。この前向きでも後ろ向きでもない感じ。あ~~~わたしもおしゃべりでいろんなことごまかしてる~~~胸に刺さる~~~~なんて、聴いた当時も、なんなら今も、感じています。
あと、普通に歌が下手。これがたまらない。わたしもともと歌下手マニアで、好きなバンドのボーカルはだいたいひどいことになってるタイプだけど、YOUNG PUNCHはそのなかでもぶっちぎって下手。なんでみんなこれでGOサイン出したんだろうって最初思うんだけど、気づいたらその下手さにハマってる。そういう曲なんだなって思えちゃう。下手も含めて好きになれる、みたいな。すごいdisってるっぽいけど、これめっちゃ褒めてる。
完璧なものって世の中に存在しないんじゃないかなって個人的には思っていて。だから心の中にどっか虚しさがあったりするんじゃないかな。でもYOUNG PUNCHは歌詞に虚無を出すけど、曲には出さない。あくまで楽しく。虚しさのバランスが詞と曲ですごく取れているんだなぁ。あの、ちなみに演奏隊は下手じゃないです。
厨二丸出しのロキノン勢よ、もしよければバカみたいに暑い夏をYOUNG PUNCHで一緒に乗り切りませんか?このバンド知ったらフツーのスカじゃ物足りなくなるよ。