自分だけで抱えきれないこころの荷物は少しだけ誰かに持ってもらおう

実はちょっと前にしんどい出来事が降りかかってくるのが確定して、毎日憂鬱で仕方なかった。それでも自分なりに生活をしなくてはいけないし、誰かにそんな簡単に話せる案件でもなかったので、誰に気づかれることもなく何もなかったかのように毎日を過ごしていた。

 

でも結構限界で、どんなに忙しくしても、こころの中をふと「それ」がよぎってきて、わたしのことを落ち込ませてくる。

 

もう無理!これ無理だから!!誰か!!!

 

そんなとき、たまたま前に飲んだ知人から連絡をもらえて、無理やり「聞いて!あのね!ああでね、こうでね!」とベラベラしゃべり倒した。もともとわたしは自分のことをひとに話すタイプではない。ひとの話を聞くのは好きだけれど、自分がグイグイ話すのはあまり得意ではないのだ。それでもなぜかこのひとには話せると思ったし、このひとはちゃんと聞いてくれるという確信があった。もしかしたらこのひとは否定をしてこないって本能で気づいていたのかもしれない。

 

予想通り、彼はわたしの話をしっかり聞いてくれたし、わたしのことを労わってくれたし、またなにかあったら話くらいは聞く、と優しく答えてくれた。そのときに、本当に憂鬱だった何かが少しだけフッと晴れたというか、こころの中のモヤモヤが薄れたというか、ものすごい端的に言えば、楽になったというか。もう、これからは自分のつらい荷物は少しだけでいいから他人に持ってもらおうって思った瞬間だった。

 

ただ気を付けないといけないのは、前自分が弱っていたときにひとに相談したら、逆にハッパをかけられてものすごいショックを受けてしまったことがあったので、自分が本当につらいことはちゃんと相手を選んで話をすべきだなと実感した。いま思い返せばギブアップ寸前の人間にハッパをかけるってなんだよ、話聞くセンスなさすぎか。

 

相談する大切さを学んだと同時に自分も相談されるような人間でいたい、っていうまじめなシメで今日はおしまい。